こんにちは。リグです。
この記事は迷いがちなマイニングリグの構成について、
リグの経験を踏まえて書いていきます。
・仮想通貨マイニングがはじめての人も分かるような記事を目指します。
・仮想通貨マイニングを本気で始めて見たい人向けの記事です。
目次
Contents
マイニングリグとは
簡単に言うと、マイニング専用のpcの事を指します。
サーバ機ではありません。サーバ機というのは外のクライアントに対してサービスを提供するコンピュータの事を指します。
普通のpcと異なる点は、マイニングに用いるGPUを複数積む点です。
マイニング専用であるためカッコを付けてリグ(rig)と呼ばれているだけです。
スチールラックの上に、マザーボードや電源等の主要パーツを載せて、
GPUをぶら下げるという手法が一般的です。
マイニングリグに必要なおすすめパーツ
仮想通貨をマイニングするためには、最低限PCに必要なものを揃える必要があります。かつ、パーツは目的に見合ったものにする必要があります。
おそらくこのページを読まれている方は、投資目的で仮想通貨マイニングをしたい方がほとんどでしょうから、マイニングに最適なパーツを選ぶことが重要になってきます。
もし、趣味で仮想通貨マイニングをしたい方がここまで読んでいたら、あまり参考にならないと思います。(趣味で仮想通貨マイニングを始める場合は、DOS/V POWER REPORT等の雑誌記事をおすすめします)
リグがおすすめするパーツで組む場合、稼働実績がありますので、パーツ不良等が無い場合はすぐにマイニングを始める事ができます。
pcの設定やソフトのインストールについてもあらためて記事にしようと思っています。
マザーボード
マイニングリグのベースとなるボードです。
選定基準は、PCI-eポートができるだけたくさんあるマザーボードです。
1枚のボードで数多くのGPUを搭載してマイニングをすることで、マイニングの投資効果を最大限高めることにつながります。
リグがつかっているマザーボードは下記です。
・BIOSTAR TB250-BTC(6GPUまで対応)
上記はマイニング向けに作られているマザーボードで、価格もそんなに高価格ではないため非常におすすめできるマザーボードです。
余計な細かい設定をせずとも、最大6GPUまで同時に利用できるところが非常に優れている点です。
上記以外では、基本的にゲーミングマザーボードを選択することになると思いますが、BIOSTAR TB250-BTCから比べると5000円~10000円程度高くなります。
間違っても1ポートしかないものを買わないようにしましょう。
ゴミか通常のPCに転用するしかありません(笑)
12GPUに対応した、TB250-BTC PROというタイプも出ました。
リグも使っていますが、電源の関係上6GPUしか使えていません。
7GPU以上使うには、2つ電源が必要かと思います。(無理をすればいけますが、リスクが大きくなるので・・・おすすめしません)
・BIOSTAR TB250-BTC PRO
その他にもいろいろ出ていますが、リグは使ったこと無いのでオススメしません。
5ヶ月ランニングして、BIOSTARの製品は言うことなしです。(不具合なし)
cpu
マイニングする際は、GPUを使います。
ゆえに、CPUはOSが最低限起動できるものであれば問題ありません。
無駄なコストはなるべく省きたいですから安いCPUを選びます。
リグがおすすめするCPUは、
・Inte Celeron G3900 2.8GHzです。
このCPUはLGA1151と言うソケット規格で、
BIOSTARとのTB250-BTCとも相性バッチリです。
メモリ
メモリはCPUとは違い、必要最低限はおすすめしません。
リグの構成は16GBで少し多めですが、最低でも8GBを積むことをおすすめします。
メモリはOS自体が使うのはもちろんの事、アプリケーションも使用します。
普段使うアプリケーションはそこまでメモリを使い切りませんが、変なタイミングでメモリを大量に使用したりすることが起こりえます。
メモリ空間がパンクすると、アプリケーションが動かなくなり、マイニングが止まります。
それは投資機会の損失であり、投資効率を下げることにつながります。
メモリ自体はそんなに高くないので、1000円をケチって大損しないように、なるべく多くメモリを積みましょう。
リグのおすすめメモリは、
・CFDの4GB×2(8GB)です。
容量に不安がある人は、16GBを選択するのもありです。
・CFD 8GB×2(16GB)DDR4-2400
※リグは8GBの環境と16GBの環境を持っていますが、8GBの環境だと、Nicehashの警告がでることがありました。仮想メモリを増やすことで出なくなりますが、16GBを積んだほうが良いでしょう。
GPU(グラフィックカード)
マイニング能力を左右する、一番肝となるパーツです。
値段が高いものが一概に良いというわけではありません。
値段が高いカードは処理能力が高いですが、しかしその分電力を使うため、投資効率としては下がる場合があります。
電源装置から取れる電源ケーブルに限りがあるため、補助電源はなるべく少ないほうが良いです。
上記を考慮してリグがおすすめするGPUは下記です。
・GIGABYTE ビデオカード NVIDIA GeForce GTX 1080搭載 オーバークロック ゲーミングモデル GV-N1080G1 GAMING-8GD
安定したマイニング能力があることが、報告されています。
補助電力は、PCI-e8Pinのみで動作するところが非常に優れている点です。
・MSI オリジナルクーリングシステム TWINFROZR VI 搭載 GeForce GTX 1070グラフィックボード GeForce GTX 1070 GAMING X 8G
こちらもマイニング能力は1080に匹敵することが報告されています。
補助電源は、PCI-e8pinと6pin両方が必要となります。
補助電源の話ですが、1つの電源から取れるPCI-E向けの電源には限りがあるため、なるべく使う補助電源は1つの方が都合がいいと思います。
多いものでも6GPU分までしかとれません。
7GPU以上のリグを組む場合は、電源が2つ必要になりますのでそのぶん高コストとなってしまいます。
※Radeon系がニュースを賑わしていますが、イーサリアムに特化したマイニング能力に特化したものであり、イサーリアム自体が破綻・使えなくなった場合はRadeonも同時に使い物にならなくなります。単価は安いですが、将来性やリスクを考えた場合Radeonはリグの選択肢にはありません。
GPUとしての能力もGeforceと比較すると劣るため、処分する際もあまり良い値段では処分できないでしょう。(そもそも、品薄過ぎて買えませんが。)
PCI-Express ライザーカード
PCI-E 1x を 16xに変換するためのパーツです。
GPUはPCI-E 16xで動作しますが、リグがおすすめしたマザーボードやその他のマザーボードには、通常PCI-E 16xポートは1つしかついていません。
複数のGPUをつけるためには、その他のPCI-E 1xポートを16xに変換してあげる必要があります。
そこで登場するのが、ライザーカードです。
このライザーカードは補助電源が必要です。
電源変換用のケーブルがついていますが、使ってはいけません。火事になります。(いろいろなところで焦げが発生した事例が報告されています)
ライザーカードへの電源供給は、安全面からPC電源から取得するようにしてください。
ボヤで済んでも、リグは使えなくなりますし、最悪は家や命まで失いますので、防炎対策とパーツの質には気を使いましょう。
HDD(SSD)
OSインストールやマイニングソフトウェアをインストールするために必要となります。
容量はそんなに大きくなくても大丈夫ですが、電力や静音性、耐久性などを考慮するとSSDがおすすめです。
リグが使っていて、おすすめするSSDは以下です。
値段も数年前とは比較にならないくらい安くなっていますし、今後の事を考えるとSSDを選択しておくことをおすすめします。
HDDと比べるとスピードは3倍くらい早いので、その分OSの起動も早いです。
モーターを使わない仕組みであるため、騒音や発熱の心配がありません。
TB250-BTCを使用している場合、M.2というオンボード型のSSDが使えます。
通常のSSDと比べると若干コストがかかってしまいますが、マザーボードと一体化することで省スペース化を図れる(ケーブルレス)ので、リグをスマート化できます。
OS
仮想通貨マイニングで使うOSはWindows10一択になります。
それ以外のOSでも仮想通貨マイニングは出来ますが、複数GPUでのマイニング実績があまりありません。
出来るとしても情報があまりないため、設定やドライバ導入に苦労したり、複数購入したGPUが無駄になる可能性がありますので、Windows10を使いましょう。
PROではなく、Homeエディションで十分です。
なにが違うかというと、個人レベルではリモートデスクトップが使えないくらいかと思います。
電源
電源はかなり重要です。購入を失敗すると大損失になります。
1GPUあたりの電力量は、おおよそ150wを使用します。
4GPUでマイニングする場合は、余裕を見て最低1000w以上の電源を購入する必要があります。
電源には80PLUS認証というのがついており、電流の変換効率を表します。
認証は、スタンダード→ブロンズ→シルバー→ゴールド→プラチナの順で、電流の変換効率がよくなります。
値段も上記の順で高くなりますが、リグはプラチナ認証を受けている電源をおすすめします。というより、以下の理由からプラチナ以外の電源でマイニングをするのは危険かなぁと思います。
電源は粗悪品を購入してしまうと、火災の原因につながります。安い品はそれなりの部品しかつかっていませんので、高負荷状態が継続する設計にそもそもなっていません。
それと比較して値段が高い電源は、良いコンデンサーやケーブルを使っていますので、安全性や安定性が考慮されて設計されていますので安心です。保証も長くついているものが多いです。少なくともゴールド認証を受けている電源を使ってください。火災になってからでは後の祭りですので。
上位認証を受けている電源の方が電流の変換効率が良いため、長期使用を考えるとコスト的にも良いと考えます。
以上より、リグがおすすめする電源は以下です。
・4GPU以下で仮想通貨マイニングする場合(良く他のブログでも見る電源です)
・6GPU程度(リグは下記の2つ両方もっています。ENERMAXのほうが熱を持っていない感じです)
・PCI-Eのポートを8個装備!6枚超えのマイニングも可能!
1000Wを超えてくると少しお高めです・・・。
リグを組むためのラック
マイニングリグを組むためには、ラックや専用マイニングリグが必要です。
PCケースは、GPUの放熱や、複数GPUの格納に適していませんのでマイニングにふさわしくありません。
リグがおすすめするのは、メタルラックです。専用マイニングリグは考えられて作らていますが、その分コストがかかりますし、マイニング以外に使用できないため、不要となった時に潰しがききません。
リグもメタルラックを使用してマイニングをしていますが、見た目はともかく、放熱の問題や安定性の問題はまったくないので安心できます。値段も安いですしね。
これにこだわらずとも、近くのホームセンターでうっているメタルラックでも十分用は足りると思います。
こだわりたい人は下記のような専用ラックを使うのもありかと思います。
その他細かいパーツ
その他、PCに詳しくないと見落としがちなパーツを書きます。
・電源スイッチ
これがないとPCの電源が入りません。
・スペーサー
マザーボードは精密機器です。静電気は常に身の回りにありますし、発熱もします。
スペーサーを使っていない人をたまに見かけますが、メタルラック上にマザーボードを配置する人は必ず使いましょう。
精密機器は金属や地面にそのまま設置してはいけませんので。静電気でショートしたら即マザボはこわれます。
・結束バンド
リグには多くのGPUを積むため、結線がごちゃごちゃしがちです。不用意な事故(漏電)を防ぐためにも結束バンドを使うことをおすすめします。
使い捨ての結束バンドであれば100均でも購入可能です。
この商品であれば、使い回しも可能!
・エアダスター
24h365日回し続けるので、ホコリがものすごくたまります。
ホコリを放置して、火災の原因やリグの故障に繋がる前に、エアダスターでとばしましょう。
このアイテムも必須系のアイテムだと考えます。
以上が、仮想通貨をマイニングする際のおすすめパーツです。これだけのパーツを揃えればマイニングを開始する事ができます。GPU一枚でも、いまのところ利益はでるので最小構成で組んでみるのもありかもしれませんね。
仮想通貨マイニング用パーツを購入するオススメのお店
マイニングパーツを購入するときはどのように購入しているでしょうか?
おそらくほとんどの方は、
価格.comでお目当てのアイテムを調べて、最安のお店で購入する
という手順を踏んでいることと思います。
リグはAmazonで購入することが一番良いと考えています。
やっぱりAmazonがおすすめの理由
リグは基本的に、マイニングリグ用のパーツの購入はAmazonをおすすめします。
まず、Amazonは返品や交換の対応が他の家電量販店に比べて素早く、丁寧に対応してくれます。
マイニングには数多くのパーツを購入する必要があるため、不良品が混ざっている事もあります。自作PCを組んだ経験があるかたは、相性の問題や不良品などで、PCパーツ屋とのやりとりをして嫌な思いをされた方もいるのではないでしょうか。
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リグでした。