リグです。
仮想通貨マイニングは、パソコンのパーツ(主にGPU)を使って行いますが、その中で切っても切り離せないのが、電気です。
仮想通貨マイニングは言わば、電気に仕事をしてもらっているのと同じことですから、マイニングをすればするほど、電気代もかかります。
このページでは、マイニングの電気代の計算方法や、電気料金の節約方法を考えていきます。
目次
Contents
マイニングで使用される電気量
マイニングで使用できるGPUは、
Geforce系とRadeon系の2種類に分けることができます。
マイニングで消費されている電気代を安くするには、それぞれについて、どれくらいの電力が消費されているのかを知る必要があります。
Geforce系
2017年8月現在でマイニングに適しているGeforceは、1060系か1070系です。1080系でもマイニングは可能ですが、GPUの単価が高く、回収期間が長くなるため不向きであると考えています。(リグは1080を持っていたので活用していますが。。。)
1060系、1070系を用いた場合、マイニング時に使用する電力は、
1GPU辺り100~200W程度になります。
一昔前の世代でも同程度の電力を使うので使いまわす場合は注意が必要です。
Radeon系
2017年8月現在でマイニングに適しているRadeonは、570系か580系です。
Radeon系は、単価が安い割にマイニング効率が良いです。
そのため、世界的にRadeonの品薄状態が続いています。ゲームユース向けに売れていないというところが残念な感じですね。
570系、580系を用いた場合、マイニング時に使用する電力は、
1GPU辺り100~150W程度になります。
マイニング時に消費される電力
上記は机上計算であり、実際に消費される電力は実測してみるしかありません。
GPUの使用率はタイミングにより異なるため、消費電力も同様であるからです。
マイニングをする上で電力をどれだけ使っているかを知ることは非常に重要です。
どれだけ自分の環境が消費しているのかは、必ず把握するようにしましょう。
リグはワットモニターがあったおかげで、GPUが暴走しているところを短時間で食い止めることができました。
常時PCのモニターを監視しているわけではないので、電力制御がしっかり働いているかの確認は、実際の消費電力を見るのが正解なんです。
消費電力を実測するためには、ワットモニターという機器を使います。
(出典:Amazon)
上の写真の様にPC電源から出ている電源ケーブルを、ワットモニターに差し込むことで、リグ全体で使用している電力量をリアルタイムに把握できます。
Amazonで¥2,500程度です。
後述する電力の節約をする際にも、ワットモニターが重要となってきます。
場合によっては、使用している電源の容量を大きく下回っていて、さらにGPUを追加可能であることがわかるかもしれません。
マイニングにかかる電気代を安く節約する
マイニングにかかる電気代を節約するには2種類の方法があります。
電気代の単価を安くする
おそらくここを読んでくれている皆様の契約のほとんどは、「従量電灯B」という電力契約であると思います。(新型の従量電灯Cでも同じです)
出典:http://www.tepco.co.jp/ep/private/plan/chargelist01.html
上記の通り東京電力の場合、第3段階料金(300kwh超え)は、
30.03円/kwh
です。
2016年の電力自由化により、東京電力等の大手電力会社から小売会社が電力を買い取り売る事ができるようになりました。
電力会社はいろいろと存在しますが、マイニングでは電力をたくさん使うため、電力の単価を下げることが重要になってきます。
上記のような事が実現できておすすめする電力会社は、「Looopでんき」になります。
looopでんきの場合、まず月額基本料が0円です。
東京電力の場合、280円80銭かかります。まったく電気を使っていなくても取られます。
さらに、looopでんきの単価料金は、
26円/kwh
です。(プランによってはさらに下げることが可能)
出典:https://looop-denki.com/low-v/plan/
東京電力と比べると、4.03円/kwhの差です。
1ヶ月に1000kwh(これくらいは使います)使うリグを組んでいた場合、
4.03×1000 = 4030円
となり、電気の契約を変えるだけで5000円弱も節約する事になります。
2000kwhであれば、その倍の額を節約する事ができます。
リグを増やせば増やすほど節約効果が大きくなることは分かるかと思います。
ちなみに、looopでんきにはマイニングフラットというプランがあります。
10Aから契約があり、月額は6170円で250kwhまでは定額。というプランです。
定額を超えた分については、22円/kwhという電力業界内でも最安の料金設定です。
つかっても使わなくても定額部分はかかってくるので、
パワーユーザにはかなりオススメです。
・looopでんきの申し込みはこちらからどうぞ
GPUで消費する電力を少なくする
MSIが提供している、「Afterburner」というオーバークロックソフトウェア(※)を使います。
◆Afterburner
https://www.msi.com/page/afterburner
(※)・・・市販されているGPUは、安全に使えてメーカーが保証できる範囲のクロック数に設定されて販売されています。オーバークロックは、ソフトウェアにより設定されているクロック数を超えさせて動作させる事になります。オーバークロックをするとメーカーの保証外になるので注意が必要となります。
マイニング効率は以下の様に考える事ができます。
マイニング効率 = ハッシュレート / 消費電力
つまり、マイニング効率をあげるためには、
ハッシュレートをあげるか消費電力を少なくする
事が必要となってきます。
ハッシュレートはGPUの性能によって決まっていますから、下げることが可能なのは、消費電力であるといえます。
Afterburnerを用いることで、GPUに流れる電流を制御する事ができます。
使用するGPUのボードメーカーは、MSI社製以外でも問題ありません。
電流を下げるとその分GPUのパワーが下がり、ハッシュレートが落ちますが、完全比例してハッシュレートが下がらないので、マイニング効率としては上がります。
ですので、マイニング効率をあげるためにはAfterburnerを用いてパワー制限をかけてあげる事が必須となってきます。
Afterburnerの使い方については、Googleで検索すれば既にたくさんのページで紹介されているため、ここでは割愛いたします。
coincheckでんきを利用する
(1/31追記)
coincheckは一時的にCCしている(封鎖)ため、リンクを外します。coincheckでんきへのリンクは残しますが、coincheck側でも自主的に登録制限をかけています。
仮想通貨取引所のcoincheckでは、電力業界に先駆けて電力の支払いをビットコインで行える仕組みを作りました。
さらに、coincheckでんきを利用することでビットコインの付与や電気料金の割引を受けることができます。
(参考 coincheckでんき)
coincheckでんきでは、ビットコイン付与プランとビットコイン決済プランを選択することができます。
・ビットコイン付与プラン
決済方法や電力料金は今までと同じで、決済金額の1~7%分のビットコインが付与されます。
・ビットコイン決済プラン
電力料金をビットコインで決済するプランです。電力料金が1~7%お得になります。
マイニングで使った電気料金の一部をビットコイン付与プランで受取り、そのままホールドする。今後のビットコイン相場の成り行きにもよりますが、大きなリターンとなることも考えられます。
上記のような考えで行くと、coincheckでんきのビットコイン決済プランは仮想通貨マイニングと非常に相性がいい物であると捉えることができますね。
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リグでした。